WAVE治療
（経尿道的水蒸気治療）

前立腺は膀胱の下にある男性特有の臓器で、加齢とともに肥大しやすくなります。
肥大した前立腺が尿道を圧迫し、以下のような排尿トラブルを引き起こします。

• 頻尿
• 尿の勢いが弱い
• 残尿感
• 排尿困難、尿もれ

前立腺肥大症は年齢とともに有病率も上がり、50代以上の男性の 約50％、80代では 80％以上、全国に２１５万人いると言われています。
前立腺肥大症の症状はＱＯＬに影響が出る症状を引き起こすため、早めの治療が重要になってきます。

WAVE治療は高温による組織壊死を利用する手術法で、手術時間が約10分と短く、出血がほとんどないのが特徴です。入院が不要または最短0～2日間と、日常生活への影響を最小限に抑えられるため、低侵襲な治療を求める方に適しています。

高額医療費制度は、1か月の医療費が自己負担限度額を超えた場合に、超過分が払い戻される制度です。

高額医療費制度のメリット

• 医療費の自己負担が軽減される
• 世帯合算が可能、家族の医療費も合計OK
• 申請すれば後から払い戻しされる

事前に「限度額適用認定証」を取得すれば、窓口負担も抑えられます。

高額医療費制度では、年収に応じて自己負担限度額が異なります。

高額医療費制度のメリット

多数回該当（1年間で4回以上適用）

4回目以降は自己負担額が減額。

世帯合算

同じ健康保険に加入する家族の医療費を合算可能。

「限度額適用認定証」は、高額医療費制度を事前に適用するための証明書です。 通常は医療費を全額支払い、後から払い戻されますが、認定証があれば窓口負担を軽減できます。

メリット

• 高額な医療費を立て替える必要がない
• 支払い時に自己負担限度額までしか請求されない
• 入院や手術前に申請しておけば安心

申請のタイミング

• 入院や高額な手術が決まったら、事前に申請
• 国民健康保険の方は市区町村の窓口、会社員は加入する健康保険組合へ

申請先

会社員・被扶養者

協会けんぽ・健康保険組合

自営業・無職

市区町村の国民健康保険窓口

必要書類

• 限度額適用認定証 申請書（各健康保険のHPでダウンロード可能）
• 健康保険証
• 本人確認書類（運転免許証・マイナンバーカードなど）
• マイナンバー（必要な場合あり）

申請後の流れ

1. 申請書を提出（郵送or窓口）
2. 約1週間～2週間で「限度額適用認定証」が発行
3. 病院の窓口で提示

入院時や手術前に申請しておけば、支払い時の負担が大幅に軽減されます。