男性のブライダルチェック

未婚の方へ

ご自身の遺伝子を持つ子供を産むには、精子が不可欠です。近年では、精子検査だけでしたら市販されている検査キットを使用して、スマートフォンなどで確認することも可能です。このページを読んでいただいた方の中には、「どうしてわざわざ、病院で検査を受ける必要があるのか?」と思った方もいるのではないでしょうか。
当院では、精液検査だけでなく、精子を生成する精巣の診察や超音波検査、精子を生成するのに不可欠なホルモンの検査の実施も強くお勧めしています。
精液検査は、禁欲期間やコンディションによって結果が大きく変わるため、毎回一定の数値が出るわけではありません。どう精液検査の結果を把握すればいいのか、子供を作るにはどうしたらいいのか、それらを考えるには、精子を作る部位やホルモンバランスなどの調子を把握するために、精巣の超音波(エコー)検査や血液検査が不可欠になります。
将来のパートナーを探している方、結婚を控えているので感染症の検査を受けておきたい方は少なくありません。感染症の検査では、体液や性行為によってパートナーに感染してしまうリスクのある感染症を調べられます。
B型・C型肝炎やHIV、梅毒の有無は、血液検査で分かります。尿道炎を引き起こす淋菌やクラミジア、トリコモナス、マイコプラズマ・ウレアプラズマなどの感染症の有無は、尿検査で調べることが可能です。結果は1週間程度で判明できます。
妊婦の方が風疹を発症してしまうと、生まれてくる赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまいます。妊娠してから予防接種を受けることは不可能ですので、抗体を持っていない場合は、必ず「妊娠前に」予防接種を受けるようにしましょう。男性も女性と同じように、ブライダルチェックしておくことをお勧めします。

費用

初診料 3,300円(税込)
再診料 0円
プラン 検査項目 費用
ホルモンプラン 問診+尿検査+ホルモン血液検査+ヘルペス(視診)+コンジローマ(視診) 12,100円(税込)
感染症プラン 問診+尿検査+感染症血液検査+ヘルペス(視診)+コンジローマ(視診)

8,800円(税込)

5項目プラン 感染症プラン+尿中クラミジア・淋菌

13,200円(税込)

7項目プラン 5項目プラン+口腔内クラミジア・淋菌 17,600円(税込)
9項目プラン 7項目プラン+尿中マイコプラズマ・トリコモナス 22,000円(税込)
11項目プラン 9項目プラン+口腔内マイコプラズマ・トリコモナス 26,400円(税込)

追加オプション

精子検査 5,500円(税込)
ホルモン血液検査 8,800円(税込)

※保険診療ではありませんので皆様、初診料がかかります。

既婚の方へ(プレコンセプションケア;これからお子様を望まれる方)

近年ではメディアを通して、「男性の不妊症」が知られるようになりました。「自分は大丈夫」と思い込んでいる男性もいますが、近年の不妊症カップルの割合は増加傾向にあります。5.5組に1組が不妊症だと報告されており、その約50%は男性に原因があると指摘されています。
「プレコンセプションケア」とは、「妊娠前の女性もしくはカップルに、医学的・行動学的・社会的な保健介入を実施すること」です。将来の出産に備えて現在の状態をチェックし、健全に出産するにはどうすればいいのかを指導していきます。

精子の検査

一般精液検査

精液の量や運動率、精子の数などについて調べます。
WHO(世界保健機関)の正常値と比較してから、自然妊娠の可能性を確かめていきます。

精子をつくる機能の検査

精巣超音波(エコー)検査

精子は、精巣の中にある「精細管(せいさいかん)」という細い管の中で毎日形成されています。精子の元になる細胞が精子へ育ち、射精されるまでの間は、およそ3ヶ月です。超音波検査では、精子を作っている臓器である、精巣の状態を調べていきます。
精巣内に腫瘍などがないか、精巣上体(精子の通り道)に異常がないか、男性不妊症の方に多く見られる「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」という、血管の異常がないかが分かります。

ホルモン検査

脳の一部である「下垂体」から「精子を作るためのホルモン」が分泌されないと、精巣内で精子が形成されません。このホルモンがきちんと分泌されているか、精子の形成に関わる男性ホルモンなどの数値に問題がないかを測定することで、精子形成の状況を確認できます。

感染症検査

体液(血液や精液)から感染するB型肝炎やC型肝炎、HIV、梅毒にかかっていないかを調べる検査です。性交渉を通して感染するクラミジアや淋菌だけでなく、近年注目されている「非淋菌性非クラミジア性尿道炎」の原因となるマイコプラズマ、トリコモナスなどの有無も調べられます。
また、他院でもよく行われているB型・C型肝炎、HIV、梅毒の検査につきましては、女性パートナーが婦人科で検査を受けられていることが多いです。ぜひ男性も一緒に、検査を受けることをお勧めします。

感染症検査1:(B型・C型肝炎、HIV、梅毒)
感染症検査2:(B型・C型肝炎、HIV、梅毒、淋菌、クラミジア)
感染症検査3:(B型・C型肝炎、HIV、梅毒、マイコプラズマ、トリコモナス)

※風疹のウイルス抗体についても調べられます。

プレコンセプションケア

当院がお勧めしたい検査項目

  • 一般精液検査
  • 精巣超音波検査
  • ホルモン検査
  • 感染症検査1(B型・C型肝炎、HIV、梅毒)

※感染症検査につきましては変更できます。風疹のウイルス抗体についても、追加で検査を受けられます。
男性が確認した方がいい項目内容は、「国立国際医療センターのホームページ」にも載っています。ぜひ目を通しておきましょう。

詳細はこちら

この機会にパートナーと、将来の妊娠・出産やライフプランについて考えてみましょう

  • 将来を共にするパートナーと一緒に、将来の妊娠や出産、人生計画について話し合ってみましょう。
  • 適正体重を維持しましょう。肥満は生活習慣病や、心血管疾患のリスクを高めます。また、肥満は男性不妊のリスクにも関与しています。過度な減量ではなく、バランスの良い食事と適度な運動を無理なく継続し、健康的な身体を手に入れましょう。
  • タバコや危険ドラッグ、過度な飲酒は、男性不妊の原因になるので速やかに止めましょう。また、受動喫煙は低出生体重児の出産リスクを高めてしまいます。
  • ストレスを溜めずに発散させましょう。
  • 風疹ワクチンやおたふくかぜワクチン、インフルエンザワクチンなどを接種し、ご自身とパートナーを感染症から守りましょう。
  • ご自身とご家族の持病について把握しましょう。特に、生活習慣病や遺伝性疾患などは、胎児にも影響を及ぼす可能性があります。
  • パートナーと一緒に健康管理に励みましょう。パートナーが将来の妊娠・健康のために栄養管理を行っていましたら、一緒にバランスの良い食事を摂って健康を維持しましょう。パートナーに持病があった際は、定期通院を勧めて支え合いましょう。

プレコンセプションケアの値段

A精子に関連する検査

Ⅰ一般精液検査+精巣超音波検査+ホルモン検査 19,800円(税込)

B感染症の検査

Ⅰ B型・C型肝炎、HIV、梅毒 5,500円(税込)
Ⅱ B型・C型肝炎、HIV、梅毒、淋菌、クラミジア、マイコプラズマ、トリコモナス 17,600円(税込)

C風疹抗体の検査

風疹抗体検査あり 3,300円(税込)

※過去に、風疹の予防接種・検査を受けてきた方でも、年数が経つにつれて抗体価が低下している可能性があります。

プレコンセプションケアの価格

初診料5,500円に加えて、 A + B + C

当院では以下の組み合わせをお勧めしています。

不妊期間がなく、これから妊活を始めたい方:AⅠ+BⅠ+CⅠ
5,500円+ 19,800円+ 5,500円+ 3,300円= 34,100円

きちんと性感染症の有無を確かめたい方:AⅠ+BⅡ+CⅠ
5,500円+ 19,800円+ 17,600円+ 3,300円= 46,200円

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